朝の寝起きや、パソコンでの集中作業の後など視界がぼやけることがあります。大抵は5分とかですぐに治ったり、寝起きの目のかすみも15～30分程度で気がついたらはっきり見えるようになっていることが多いと思います。

すぐに治るのは、大抵の場合疲れ目などによる一時的なもので心配はありません。血流を促進したり、目を休める、目薬、サプリなどで対策できます。視界がぼやける原因としては以下のようなものが考えられます。

疲れ目や眼精疲労によってピント調節の機能が一時的に低下し、視界がぼやけることがあります。現代の生活は目を酷使しがちです。特にブルーライトを出すパソコンやスマートフォンなどを長い時間見ることで目の疲労度は高まります。近い距離に焦点を合わせるほうが筋肉を縮ませた状態になるのでその意味でもPC・スマホは眼精疲労を引き起こしやすいと言えます。

一定の時間ずつ休憩をとるなどすればいいのですが、ついつい休まずにネットを見たり、ゲームをしたりしてしまうものですよね。30分に一度くらいは画面から目を離し、ストレッチなどをして首や肩の血流を促しましょう。

視界のぼやけはドライアイが原因になって起こることがあります。ドライアイは目の表面が乾いてしまう状態です。スマホやパソコンを凝視していると、まばたきが少なくなります。まばたきをする度に涙が目の表面に行き渡るのですが、それができずに乾いてしまうのです。栄養が行き渡りにくくなるので疲れ目も起こしやすい状態です。

しかもまばたきをしているつもりでも、まぶたを下まできちんと閉じられていない人は結構多いそうです。目の下がたるんでいる人、クマができやすい人はまばたきがしっかりできていない恐れがあります。ドライアイになりやすいので注意しましょう。

寝ている間は涙の分泌が抑制されるので、ドライアイの人は寝起きに視界がぼやけることが起こりやすいかもしれません。

メガネやコンタクトの度数が合っていないと眼精疲労を引き起こし、視界がぼやけることにつながります。遠視、近視、乱視の方などは度数の調整をしっかり行いましょう。眼科で相談しながら作るとぴったりのものを作ることができます。老眼（老視）の場合は、見えにくいのを無理してピントを合わせようとしていると疲れ目が起こりやすいです。

後部硝子体剥離が原因となって視界がぼやけることもあります。後部硝子体剥離というのは、眼球の硝子体が網膜から剥がれることで起こります。加齢で起こるものなので、飛蚊症などの症状は出ますが通常は心配ありません。後部硝子体剥離だけじゃなく網膜が剥離すると深刻になるので、念のため眼科で診てもらうといいと思います。

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